1888-03–1888-06 · アルル · 脈絡の結び

アルルの日本の目

アルルの光と色に、彼は日本の絵画を思い出した。

  1. フィンセント・ファン・ゴッホ、『白い果樹園』、1888、アルル
    F403 白い果樹園 1888
  2. フィンセント・ファン・ゴッホ、『桃色の果樹園』、1888、アルル
    F555 桃色の果樹園 1888

絵

目の前では果樹園が花を咲かせていた。アルルの木々を描きながら、日本の版画の明るい色彩を繰り返し思い浮かべる。三月のベルナール宛ての手紙では、澄んだ空気と鮮やかな色を日本と比べた。

手紙

三月にはこの地方の大気と色彩が日本と同じくらい美しいとベルナールに書いた。五月には、ほかの画家も南仏に来て、日本の画家が故国でしたことをここでするよう願った。六月には、長く滞在すると見え方が変わり、より日本的な目で見て、色を違うふうに感じるとテオに伝えた。

場所

アルル、1888年の春から初夏。果樹園や水辺、強い日光が身近にあった。手紙では、水のエメラルド色と深い青、淡い橙色の夕日によって青く見える畑を挙げ、日本版画を思い出す理由を述べている。

出来事の流れ

  1. 翻訳者 · Letter 587

    ベルナール宛てに、この地方の澄んだ大気と明るい色彩は日本と同じくらい美しいと書いた。

  2. 翻訳者 · Letter 605

    ほかの画家も南仏に来て、日本の画家が故国でしたことをここでするよう願った。

  3. 猛烈な読者 · Letter 614

    ペン画に日本の版画のような平塗りの色を加えたいと書いた。

  4. 翻訳者 · Letter 620

    南仏に長くいれば、より日本的な目で見て、色を違うふうに感じると書いた。

原文より

ayant promis de t’écrire je veux commencer par te dire que le pays me parait aussi beau que le Japon pour la limpidité de l’atmosphère et les effets de couleur gaie_

手紙を書くと約束したので、まず伝えたい。ここの澄んだ大気と明るい色彩の効果は、日本と同じくらい美しい。

Letter 587
Et puis j’espère que plus tard d’autres artistes surgiront dans ce beau pays. pour faire ici ce que les japonais ont fait chez eux_ Et travailler à cela c’est pas si mauvais_–

やがてほかの画家たちもこの美しい土地に現れ、日本人が自国でしたことをここでするよう願っている。そのために働くのは悪くない。

Letter 605
Je voudrais que tu passas quelque temps ici/ tu sentirais la chose – au bout de quelque temps la vue change/ on voit avec un oeil plus Japonais/ on sent autrement la couleur_

君にもここでしばらく過ごしてほしい。やがて見え方が変わり、より日本的な目で見て、色を違うふうに感じるようになる。

Letter 620

書簡出典

このページで参照したゴッホの書簡番号。Van Gogh Letters Project へリンクします。 vangoghletters.org