ゴーギャンの離別
あの夜のあと、黄色い家の共同体計画は終わった。退院してまもなく、彼はまた筆を手にした。
-
F498 パイプのあるフィンセントの椅子 1888 -
F499 ゴーギャンの椅子 1888 -
F527 包帯をした耳の自画像 1889 -
F529 包帯をした耳とパイプの自画像 1889
絵
四枚、二幕——
**12月、不在。** フィンセント自身の椅子——木と藁、画面全体が黄色、床は赤いタイル、壁は白、座面にパイプと刻みタバコの袋。日中、正面。ゴーギャンの椅子——暗い赤茶の木、緑がかった藁の座面、赤と緑の床と赤と緑の壁が背後でせめぎ合い、座面には現代小説二冊と火の灯った蝋燭。夜の光、斜めから。二枚を並べると意味が立ち上がる——昼と夜、素朴と華麗、彼の場所とゴーギャンの場所。
**1月、仕事へ戻る。** 自画像、第一点。右の耳と顎を包帯が覆い、緑の上着、赤い背景、壁には日本の版画が一枚。第二点。同じ姿勢にパイプが加わり、煙が唇の前に灰青の細い一筋を引いている。顔は平らで、線は乾き、目にはアルルの夏のあの輝きはもうない——筆を使って、自分はまだ揺るがずにいられると確かめているようだ。背景の赤は《夜のカフェ》と同じ赤。だが、もう吼えていない。鏡の中で彼はひとつのことだけをしていた——いま起きたことを描き、自分の手がまだ働いていることを確認する。
手紙
1888年12月。テオに書いた。「あの二つの椅子を描いた——私のは木と藁で、画面いっぱいの黄色、赤いタイルの上、壁を背景に(昼の効果)。それからゴーギャンの椅子、赤と緑、夜の効果、壁も床も赤と緑で、座面に小説二冊と蝋燭。」別の手紙。「これは彼の空いた椅子の習作だ——暗い赤茶の木、緑がかった藁の座面、本来人がいるべき場所には灯った蝋燭と現代の小説。」
12月23日の夜、それが起きた。ルーランが病院へ運び、ゴーギャンは荷をまとめ、別れも告げずパリへ去った。
1889年1月初め、退院後の最初のテオへの手紙。「家に戻り、いまのところ大丈夫だと知らせるために書いている。」別の手紙。「画家のひとつの発作と、大量の出血の後の高熱だっただけだと願っている。」何が起きたかを説明する代わりに、こう書いた。「仕事に戻った——いま手元に三つのスタディがある。子守歌、自分自身、それから静物。」災難への応答を、仕事のリストで返した。沈黙の後は、仕事だ。
場所
アルル、黄色い家。
12月に椅子を描いていたとき、フィンセントはゴーギャンに残ってほしかった。ゴーギャンはすでに去ることを考え始めていた。この二つの椅子は、二人がまだ破裂する前に描かれた。だが画面はすでに二人を、二つの位置、二つの光、二種類の夜へ分けていた。
1月に自画像を描いていたとき、家のひとつの部屋はすでに空いていた——ゴーギャンの部屋。若いレイ医師が病院から時折様子を見に来てくれた。これが黄色い家の最後の四ヶ月だ——フィンセント自身も、まもなくこの家を出てサン=レミの精神病院に入る。
九週間の同居は、二人を限界へと追いつめた——絵画をめぐる意見の食い違いは、議論から口論へ変わる。芸術について、そしてどう生きるべきかについて。黄色い家の共同体計画は、支えを失いつつあった。
十二月二十三日の夜、完全な混乱の中で彼は左耳の一部を切り取り、その後病院へ運ばれた。記録によれば、切り取った部分をアルルの一人の女性に渡したという。古い語りでは彼女を娼館に置くが、その人物が誰だったのかについては研究ごとに説が分かれる。ここでは細部を伝説にせず、まず病歴に渡してしまうこともしない。重要なのは、その瞬間、一人の人間の制御不能を受け止めるだけの広さが、どこにも足りていなかったということだ。
彼は一月七日まで病院に留まり、退院後まもなくふたたび描きはじめ、あの耳を包帯で巻いた自画像を描いた。だがアルルの隣人たちは、混乱して歩き回ることを理由に、彼を住まいから退去させるよう連名で請願した。彼は最終的に、自らサン=レミの精神病院に入った。
出来事の流れ
- 共感覚の物理精度 · Letter 726
ゴーギャンは去る支度を始めていた。ヴィンセントは二つの椅子を描きはじめる——二人ではなく、彼らが座っていた席を
- 色彩実験者 · Letter 727
自分の椅子を完成——木と藁、画面いっぱいの黄、赤いタイル、白い壁、座面にパイプ。日中、正面、素朴な飽和
- 色彩実験者 · Letter 727
ゴーギャンの椅子を完成——暗い赤茶の木、緑がかった藁の座面、赤と緑の床と壁がせめぎ合い、座面に現代小説二冊と灯った蝋燭
- 共感覚の物理精度 · Letter 728
手紙に書く——「これは彼の空いた椅子の習作だ——本来人がいるべき場所に、灯った蝋燭と現代の小説。」
- 共感覚の物理精度
三週間後、ゴーギャンは去り、ヴィンセントは倒れる。二つの椅子が、黄色い家での二人の最後の同席となる
- 共感覚の物理精度 · Letter 728
「画家のひとつの発作と、大量の出血の後の高熱だっただけだと願っている。」医師のような冷静さで、自分の身に起きたことを処理する
- 色彩実験者 · Letter 730
帰宅してすぐ描きはじめる。《包帯をした自画像》の最初の版を完成——包帯の白、上着の暗い緑、背景の赤、壁に日本版画一枚
- 模写者 · Letter 732
「仕事に戻った——手元に三つのスタディ。子守歌、自分自身、それから静物。」災難への応答を、仕事のリストで返す
- 共感覚の物理精度 · Letter 728
退院。テオへの最初の手紙——「家に戻り、いまのところ大丈夫だと知らせるために書いている。」何が起きたかは説明しない
- 模写者 · Letter 735
《ひまわり》を二枚描き直す——最初の組の二点を反復する。動作の繰り返しを、自己修復として用いる
- 共感覚の物理精度 · Letter 736
二度目の発作。入院、退院、再発作——その年に計三度の発作が起きる。手紙の語調はますます締まる
- 共感覚の物理精度 · Letter 736
自ら望んでサン=レミ精神病院に入ることを決める。「世話されたい——もう自分や他人を傷つけないように。」
原文より
J'ai fait les deux chaises — la mienne en bois et paille, toute jaune sur des carreaux rouges contre un mur (le jour). Puis la chaise de Gauguin, rouge et verte, effet de nuit, mur et plancher rouges et verts aussi, sur le siège deux romans et une bougie. あの二つの椅子を描いた——私のは木と藁、画面全体が黄色で、赤いタイルの上、壁を背景に(昼の効果)。それからゴーギャンの椅子、赤と緑、夜の効果、壁も床も赤と緑、座面に小説二冊と蝋燭一本。
C'est une étude de sa chaise vide, en bois sombre rouge-brun, le siège en paille verdâtre, et à la place de l'absent un flambeau allumé et des romans modernes. それは彼の、誰もいない椅子の習作だ——暗い赤茶の木、緑がかった藁の座面、本来人がいるべき場所に、灯った蝋燭と現代の小説。
Je t'écris pour te dire que je suis rentré chez moi et que je me porte bien pour le moment. 知らせるために書いている——家に戻った。いまのところ、私は無事だ。
J'espère que ce n'a été qu'un simple coup de folie d'artiste et puis beaucoup de fièvre à la suite de la perte de sang très considérable. 願わくは、それは画家の単なる狂気の一撃と、その後の大量の失血による高熱に過ぎなかったのだと。
Je me suis remis au travail — j'ai trois études en train — une de la berceuse, une de moi-même, et une nature morte. 仕事に戻った——三点を進めている。一つは《子守歌》、一つは私自身、もう一つは静物。
書簡出典
このページで参照したゴッホの書簡番号。Van Gogh Letters Project へリンクします。 vangoghletters.org
技法上の根拠
この作品は、本サイトの「技法の変遷」において、以下の根拠として扱われます。
- 回転する世界 1889.05 – 1890.05 時期へ F627 / JH1772 自画像 筆触 渦巻く筆触を示す代表作